【Part 1:ブラック部活って...なんじゃらほい】
こんにちは( ˘ω˘)
東京は雨がひどいですね。
洗濯する→乾かし忘れて生乾き→もう一度洗濯→干したら雨にやられる→再度洗濯機へと、昨日から洗濯ばかりしている量産型サラリーマンです。
ブラック部活について
TV、新聞、ツイッター等でブラック部活がトピックとして取り上げられることが多くなってきました。
私、量産型サラリーマンとして働きながら、外部指導員として学校で活動している身として、とても関心を引かれます。
同時に、こういった未知の(社会的)問題というのは、知的好奇心をくすぐります。そんな心を鎮めるべく、これについて考察をしてみました。とても良い考えるトレーニングになります。
善し悪しは別として、一般企業に勤めるサラリーマンにとっては、ブラック部活はone of them, 沢山あるトピックのうちの一つに過ぎず、認識は高まりつつあるが、関心はあまり高くない、と言わざるを得ません。
しかし、普通の会社に勤める普通のサラリーマン視点ならば、「ブラック部活」に新しい視点を与えられる!!はず!!
ということで、Let's 考察。
【問題の洗い出し】
そもそも「ブラック部活」とはなんなのでしょうか。
ブラック企業であれば、長時間労働、パワハラ、それに見合わない賃金、休暇の取りにくさ等、数値化しやすい要素がその構成要素になるでしょう。
主体(乃至はステークホルダー)は限定されており、仕組みも分かりやすそうです。また事例も多く、理解を得やすいでしょう。
でも、部活はどうでしょうか?
何が問題なのでしょうか。
(良い)問いが定まらなければ、解決は出来ません。
同時に、正しい問いが立てられれば、
解決の可否が決まり、アクションも決まるはずです。
もしこのブログを読まれている方がいらっしゃれば、是非「ここが問題だ!」というご意見頂戴出来ますと幸いです。
反意語である「ホワイト部活」の語が見つけられず、また「理想形の部活」も見えにくいことから、帰納的に考えます。
まずはブラック部活の文脈で使われる問題を探ります。大体、事例としてはこんなものでしょうか。
・部活による休日勤務 時間配分
・休日勤務に対する賃金 労働対価
・未経験領域での労働 精神的コストの増加
・長すぎる部活動時間 時間配分
・業務なのか 市場の失敗
・子供の自由な時間がない 時間配分
・子供と過ごす時間がない 時間配分
・暴力・暴言 管理システムの不備
・上記による二次被害※ etc.
※例えば、当事者の親族・同僚等。
先生は土日無いし、練習・大会は長いし、教えたことないし、半強制だし…。夫や妻は帰らず。子供は疲れて勉強出来ず、余暇が無く、親は子供と関われないし、時には子供がハラスメントを受ける…。
うーん、ブラックっぽく見えてきました。
抜け漏れはあるでしょうが、大枠は捕らえられている気がします。
【登場人物の洗い出し】
次に、ステークホルダーは誰でしょうか。
大枠では、学校、家庭(保護者・生徒)、教育委員会、地方自治体、体育連盟、文科省、場合によってはスポンサーにつく民間企業、大体こんなもんでしょうか。
*中央教育審議会って、なんの組織なんでしょうか。。。良く分からなかったので、いれていないのですが...。
プレイヤーが多いですね。書いてて問題の奥深さ・幅広さにゾッとしてきました…。
ざっくり問題点とプレイヤーが見えてきました。この手の問題は、基本的に
「パレート最適*はどこか?」
を問う問題になります。本質的に、社会における資源配分と効用の問題ですから。
経済学者達は何をやってるんでしょうかね。
院でお世話になった先生は元気かしら。。。
パレート効率性/最適:以下URLを御参照下さいませ。ウィキです。
ある集団が、1つの社会状態(資源配分)を選択するとき、集団内の誰かの効用(満足度)を犠牲にしなければ他の誰かの効用を高めることができない状態を、「パレート効率的(Pareto efficient)」であると表現する。
また、誰の効用も犠牲にすることなく、少なくとも一人の効用を高めることができるとき、新しい社会状態は前の社会状態を
パレート改善(Pareto improvement)するという。言い換えれば、パレート効率的な社会状態とは、どのような社会状態によっても、それ以上のパレート改善ができない社会状態のことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/パレート効率性
【考察の方針】
全方面から探ると本一冊余裕でかけてしまいそうなので、範囲を限定したいと思います。
が、範囲を狭めても、生まれるアイデアは、まだ抽象的で実用性を欠きそうです。
アクションを変えないor生まない考察に価値はありません。
従い、ここまで洗い出した内容を考慮して、ここでは「パレート改善に繋がる現実的な打ち手は何か」を問う方針を取ります。
【今日はココまで、チャオ!】
と、ダーっと書いてみましたが、一回のブログに収める内容では無い気がしてきました。何よりも問題なのは、そう、肩こりです。尋常ではありません。
複数回に分けて、量産型サラリーマンの考察を発信出来ればと思います。
内田良氏、妹尾昌俊氏の著作などを読めば、あっというまに色々明らかになりそうですが、敢えて答えが無い状態で考察を続けていきたいと思います。
その方が知的に面白いですからね。
次回は課題化でしょうか。つまり、問題を見極める、解決を探る価値のある問いを立てられるか、に取り組んでみたいと思います。
そこから仮説構築、分析、仮説の検証、ストーリーの構築、という流れでしょうか。
エビデンスはある程度集まりそう(ただの勘)ですし、思った以上に取り組む価値のあるトピックな気がしてきました。
それではまた次回。
早く晴れないかな。