【Part 9:ブラック部活って...なんじゃらほい】
(´・ω・`)
さて、”ブラック部活”問題を取り扱ってからいよいよ9回目、
中々感慨深いものが...ないですね。
今回のテーマは、「人様に情報を伝えられる形におまとめ」です。
今までの雑なまとめ
ダブルクオテーションでくくったのは、僕はブラック部活って、見える人には見えるけど、見えない人には見えない、存在するけど存在しないものだと思っているからです。
ある人にはありありと見えるはずです。しかし、「なんだい、それは?」と思う人もいるでしょう。
善し悪しは別として、見える部分が「違うだけ」であり、ブラック部活が見える人と見えない人に上下関係はないだろうなと。
まぁこの話は横においといて。。。
ヨッコイショ(´・ω・`) _┳━┳
しかし、なんでこんな「おまとめ」作業が必要なのでしょうか?
それは、「複雑な問題をハイコンテクスト(抽象度の高い)な文脈で語ると、容易に誤解を生んでしまう」からです。
ハイコンテクストってなんじゃい?!と叫びたくなりますが、
例えば「青森県産のリンゴの味」について語っている時に、「いやいや果物というのは」「食べ物と言うのはだね」「広島のレモンが~」とか話してると、本題の議論は深まらないからです。と思ってます。
何はともあれ、おまとめを進めていきたいと思います。
そもそも部活「問題」ってどういうことでしょうか。
問題であるとは、「現在地と目指している位置のギャップ」とも言えます。
「あるべき位置」とは今違うところにいる、そう感じているからこそ「問題」になるわけです。でも、これって唯一の正解(あるべき位置)があるわけではなさそうですよね。ある人は「もっと右だ」と言い、ある人は「左だ」という。
僕は今、どんな場所にいて、どこを見ているのでしょうかね。
また、これを読まれている方は、どこを目指しているでしょうか。
僕が「ん?ブラック部活ってなんだ?」と思って考えることを始めてから(1, 2週間前ですが...)最初に感じたのは、「なんて複雑で面倒な事態だ」ということです。
頭がこんがらがりました。分からないことには説明を与えたくなるのが人というもの。サラリーマンも人なので、それを探るべく、以前地図を作りました。
「少なくとも自分がどんな空間について話しているのか」を把握するためです。
※効用:何かを投入して得られるハッピー度!
赤い点の位置が分かれば、それで皆ハッピーでしょうか。
すぐにそこを目指せるでしょうか。
そんなに単純ではないように思います。
なぜなら、「何を投入したら、どんなふうに効用を得るか」は一様ではないからです。
例えば、部活に、時間という要素を投入して、効用が変化するとします。
ある人は時間を注げば注ぐだけハッピーかもしれません。
ある人は投入する時間が少なければ少ないほどハッピーかもしれません。
時間投入量が増えて、ある程度まではハッピーでも、一定時間以上はそれが頭打ちになる人もいるはずです。
また、効用が必ずしもプラスになるとは限りません。
ビールを飲むと効用が上がる人もいれば、そもそも苦手な人が飲めば、効用はマイナスになるでしょう。自分の頭の整理のために、部活から得られる効用のプラス・マイナスって、どんなのがあるのかな?と考えてみました。
こんな表現も出来るかもしれません。
これだけ見ても、人の組み合わせによっては、Win-Winのケースもあれば、「ある人のメリットと、別の人のデメリットがぶつかりあうことがある(常にWin-WIndではない)」ことが分かります。
「異なる効用(曲線)を持つ人がいるのは、なんとなく分かった。でも、どれだけ多様な人がいるのだろう?」という疑問を、極めて少ない要素で、例としてタイプ分けを考えてみたら、こんなにうじゃうじゃいたことを思い出します。
これだけの種類でも、それぞれの主体(先生、生徒、保護者)の組み合わせはとんでもない数になります。
こんな世界で、問題が解決されるのかな―とボンヤリ・ゆったり考えています。
少なくとも、マイナスな効用をもたらす事柄(非生産的な行為)を、主体が一枚岩となって解消することは、皆のハッピー度アップ(パレート改善)に間違いなくつなりますよね。言うのは簡単なので、とりあえず言ってみました。
僕が当事者なら、「うっせー、分かってるけど出来ないんだよ!」と思うでしょう。
問題の広がり具合(どれだけ大変そうか)は、なんとなく掴めた気がしました。
「ブラック部活が見える人」にとっては、今どんな状態なのか。
感覚では、概ねオレンジ色のところぐらいかな、と思っています。
こんな感じで全体像を見渡しながら(見渡そうとトライしながら)、
結局自分はこの問題に対して「I think~because」の形で、何が言えるのかな、
どう考えるのかな、という作業を自分なりに深堀してきました。
しかしながら、こんなビッグな問題に対しては、「大変だね」なんて考えしか浮かばず。ここは仕事と同じように、「おっきい問題は小さくしよう」というスタンスを取って、以下の問いを立てました。
キングスライムには苦労するかもしれませんが、スライムの集団なら倒せそうです。
サラリーマンはすぐ問題を小さくするのです。
「2018年 東京の高校部活動は、顧問を持つ教員・生徒・保護者にとって、労働・賃金・活動時間・疲労度・部活から得られる効用が、持続可能になっていないのではないか。例えば、ミクロの視点では、現行職員の健康(心と体)、生徒の健康(心と体)、教員志望者数への影響、部活動における怪我や事故、保護者の期待と子供へ提供されるもののアンマッチが起こるのではないか」
驚愕すべき文章能力の低さですが、 頭の中では、脳みそが「これが疑問だ」とシャウトしていたのです。そんなこんなで、いざデータを集めて見てみよう!と思い立ち、集まったデータ・見たデータはこんな感じ。
※参考文献リストは最下部参照
こんな感じでこの1~2週間、自分の意見を考えてみました。
机でうんうん唸っていたわけでもないし、当事者でもないし、
なにより僕は量産型のサラリーマン。間違いも沢山あるでしょうし、
抜け漏れも山ほどあるでしょう。
それでも、何もしなかった時よりも沢山自分の頭で考えることが出来て、
やっと「部活問題?僕はこう思うよ」という意見がまとまりそうです。
こうして、「【ブラック部活って...なんじゃらほい】リーマンの考察」がまとまりそうなわけです。
頭の中も多少は整理出来てきました。
次回のPart 10で、上記の情報を基に、自分の意見(パレート改善実現への提言)を出して、番外編で読書感想文を書いて、このトピックについて考えるのに目途をつけようかな、という状況です。
後は頭の中身を文章にするだけ!!
次は何を考えようかな!!楽しみ!!
それでは今日はここらでドロン(´・ω・`)
参考文献リスト