【クソネミブックレビュー】
おはモーニング (・`ω・)でございます。
空晴れ渡る快晴の日曜日、皆様いかがお過ごしでございましょうか。クソネミは気持ち良くお寝坊さんをして、大変心地よい目覚めで朝を迎えております。
昨日は仮想通貨界隈のニュースをざっくりと纏めましたので、本日は週末読書のレビューでもしたい次第でございます。
クソネミ、本が好きなのでございます。クソネミは生涯学び続けることでしか生きることが出来ない、まるで回遊魚のような存在なのでございます。このようなちっぽけなクソネミめを、どうぞお許し下さいませ( ˘ω˘)
目次
読んだ本
この度、グロービスの「MBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編」を読んでみました。似たようなタイトルで、「MBAクリティカル・シンキング」がございます。
コミュニケーションに特化した内容か否かが、違いでございます。コミュニケーション編は、右上にオレンジ色の装飾がございますので、お買い求めの際はお間違えなきよう、御留意下さいませ。並べてみると、双子のようにそっくりでございますね。
クソネミ的には、紺色がGOOD、オレンジ色がBADでございます( ˘ω˘)。紛らわしいので、ネイビーverとオレンジverで呼称を分けてしまいます。因みに、ネイビーverは大学生、そして新社会人の方々には強くお勧め出来る作品でございます。
結論(感想)
オレンジverの感想としては、大変がっかりしております。似たようなタイトルの、「MBAクリティカル・シンキング」は良書だったため、尚更がっかり感が大変強かったのでございます。グロービスのシリーズ、クソネミは好んでおりますが、こちらについては誰にもお勧め出来ない内容でございました。
まず、今回のオレンジverは、ネイビーverのコピペ感が大変強くございました。
次に、扱う各章のトピックが、それだけで1冊の本になるような内容のため、網羅できていない感が強く残り、オリジナリティーのある内容には思えなかったのでございます。
また、シリーズの中での位置づけが極めて曖昧で、結局クソネミ的には学び得たものが無かったのでございます。
画像は上記URLより引用
がっかりポイント1
MBAクリティカル・シンキングをそのまま使ったような内容が、大変多くございました。出版されるまでには色々な過程があったかと拝察いたしますが、それにしても内容が重複しすぎではないかと思った次第です。
学生がコピペのレポートを作ってきた時に先生が味わうがっかり感とは、きっとこのようなものなのではないでしょうか。
クソネミ、購入する前の立ち読みでの判断を誤った事は反省点でございます。ネイビーverと重なっている部分を切り取ったら、半分は無くなってしまうのではないでしょうか。
がっかりポイント2
こちら、「コミュニケーション編」とございましたので、何か実践に繋がる(アクションに繋がる)内容が多いのかと考えておりました。
が、実際の内容と致しましては、「コミュニケーションという概念をロジカル風に分解して説明した」ものであり、トピックを深く追求できておりません。
構成としては、コミュニケーションの原則、伝達、説得、交渉、コーチング、会議、この6章で成り立っております。そして、それぞれのトピックに対して、参考文献の内容がほとんどを占めるため、各章に一貫性が内容に見受けられるのでございます。
参考文献を裏付けやサポートとして使っているのには違いないのですが、それらをイイとこ取りしようとして失敗したような感触がぬぐいきれません。
例えば交渉の章では、参考文献である「ハーバード流交渉術」の中身を使っているだけで、この本で目新しい内容があるわけではございませんでした。コーチングの章では、コーチング(特に質問の仕方)を、問題解決プロセスに当てはめて説明しようとしており、マニュアル本と化しております。ネイビーverが優れていた分、この点は大変残念でした。
がっかりポイント3
読み終わってから気が付いたのですが、オレンジverの位置づけが、極めて不明瞭でございました。
他の作品はマネジメント、ファイナンス、マーケティング等と扱うトピックが明確なのに対し、オレンジverは結局何が取り扱いたかったのか、未だによく分からないのでございます。
売り方としても、内容の選び方としても、むしろ交渉、会議、コーチングなどを1冊の本で取り扱うほうが、賢明なのではないでしょうか。
おまとめ
クソネミと致しましては、主に上記3点のがっかりポイントにより、オレンジverはお勧め出来ない内容となっております。
ネイビーverが優れていたため、そちらを土台にしてコミュニケーションを取り扱いたい気持ちは理解出来るのでございますが、いかんせん他の作品に頼り過ぎている感が強いのでございます。
人間は感情の生き物でもあり、ビジネスが論理だけでは進まない事が常識になっている中、トピックを中途半端に扱った本書は、グロービスシリーズのファンとして残念でございました。
僭越ながら、オレンジverよりもお勧め出来る本を紹介の上、本日の記事を締めくくりたい次第でございます。
交渉
日本人の視点から考えた交渉については、以下の作品をお勧め致します。コストパフォーマンスとしては、こちらの本を読んでおいて損はございません。因みに上記のオレンジverは、古本が無く、新作で2,800円でございました・・・。
会議
会議については、こちらの作品をお勧め致します。全てマネできるわけではございませんが、会議の生産性を高める方法がちりばめられております。これこそ、血の通った本ではないでしょうか。
以下の様なハッとするコメントが随所にございます。こちらのコストパフォーマンスもGOODでございます。何より、アクションとして明日から実行出来る内容が満載でございます。
最もやってはいけない打ち合わせは、「とりあえず打ち合わせしよう」でしょう。とりあえず、とはいったい何なのか。何のための打ち合わせなのか、目的がない。これでは、何を決めていいかわからない。何も決まらない、意味のない打ち合わせになる可能性が極めて高くなります
打ち合わせには「コスト」がかかっています。 例えば5人で1時間打ち合わせをしたのであれば、5人1時間の人件費がかかっていることになります。実は大変な額なのです。 だからこそ、コストがかかっている打ち合わせで黙っていることは問題だと思いますし、「真剣勝負」で臨まないといけないのです
コーチング
こちらのトピックは本があまりにも多いので選ぶのが大変難しいのですが、敢えて読みやすさと内容を重視するとすれば、こちらの作品等いかがでしょうか。
あまりにもかけ離れたワールドクラスでの話や、海外の話よりも、日本人の共感を得やすい内容となっております。何か1つでも彼からアクションを盗めれば、コーチングの第一歩が歩みだせるのではないでしょうか。端から端まで読むよりは、「何かマネできるアクションはないかな」と探しながら読むのが御勧めでございます。
最後に
クソネミ、時に一度の買い物で5万円程度本に使ってしまうぐらい本が好きでございますので、仮想通貨/暗号通貨以外にも、こういった内容を取り扱っていきたいと考えている次第でございます。
今回のレビューと本の紹介が、1人でもどなたかのお役に立てますと幸いでございます。それでは本日はグッバイなら(´・ω・`)でございます。