クソネミ日記( ˘ω˘)

クソネミが色々考えたりするブログ

【大人の育て方を知らない大人】

こんにちアフタヌーン( ・`ω・´)

 

明けましておめでとうございます。年明けでございますので、お仕事がお休みの方が大半かと拝察致します。クソネミは1月5日からお仕事ですが、せっかくなので有休を取得して、月曜までお休みでございます。

 

お正月は実家に帰って生後4ヵ月の甥に会ってまいりました。もう、本当に可愛いですね。お正月はずーっと甥と遊んでいましたよ。

ちなみに彼のお気に入りは「どんぐりころころ」です。手を握ってリズムに乗りながら歌ってあげると、すぐに泣き止みます。叔父さん、練習しておくからね!!

 

普段赤ん坊に接することがないので、握る力が思ったより強いなーとか、それなのに寝返りは出来ないんだとか、お父さん・お母さんはお世話で可愛いとばかりは言っていられないんだろうなとか、色々学ぶこともありました。

 

とりあえず甥の専用フォルダを作るくらいには大好きです。

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ちなみにこの写真はフリー素材の、どなかた全く存じ上げない赤ん坊です。ご査収ください。

赤ちゃん・子供のフリー写真素材 Page1 無料画像素材のプロ・フォト

 

大人の育て方

甥ベイビーを見ていて思ったのですが、当たり前ですが、人は親になって初めて、子供の育て方を知るのですよね。同様に、大人も「大人を育てる立場」になって、初めて大人の育て方を学びます。会社のお話し。

 

大半の人は、高校や大学を出て社会に進出し、新しい環境で色々教わるかと思います。同時に、その「教える側・育てる側」も、やっぱり最初は「初めて」なのです。

 

指導君と事務子さん

クソネミ、以前の記事でもちょろっと書いたのですが、新入社員で入社した最初の会社で、指導社員から、かなりのパワハラ(イジメ?)みたいなのを受けていました。

 

きつすぎて死んでしまった方が楽だと思ってもいましたし、逆に相手をどうにかしてしまおうなんてバイオレンス・クソネミな考えで頭が埋まっている時期もありました ( ˘ω˘ ) 。まぁ、冗談抜きで、「やられる前にやってやる」な心境だったのです。

 

食事は喉を通らないし、休日はいくら寝ても寝足りず、両親には「そんな職場辞めた方がいい」と勧められながらも、負けてしまう気がして辞められず。

 

感情の起伏はどんどんなくなっていくし、毎日何が何だか分からない日々を過ごしていました。産業医と何度も面談しながら、結局、当時は状況変わらず。こんな2年間をずっと過ごしていました。詳しくは下記記事ご参照くださいませ。

 

こんなだったので「仕事を辞められずに死んでしまう人」とかの気持ちって、欠片ぐらいには分かるのですよね。

 

www.ryosan-ri-man.com

 

入った当初は、4,5年目の若手営業と、ベテランの事務の人、二人がクソネミの指導社員でした。今は地方に飛ばされてしまったそうです。

 

事務子さんは、(あとで知ったのですが)課内の裏ボス的な人でした。その人に嫌われると、課内ではやっていけない的な。ほかの事務子さんも、その人には異常に気を使っている系の人でした。こんな人、本当に居るのですよ。

 

構造の力

サラリーマンになるとよく分かるのですが、こういった状況って、非常に抜け出しにくいのです。その内的要因としては、新卒で入ったのにとか、辞めた後のこととか、両親に迷惑かけたらどうしようとか、そういう「気持ち」的な部分、実際に勢いで辞めてしまった時のリスクとか考えてしまって抜け出せないのです。

 

また外的要因として、構造の力があります。会社で人事異動とか配置転換って、そう簡単にはやらないのですよ。意思決定者が誰か分からず、異動には明確な理由が求められ、優先順位は低い。何か変えようとしても、その構造に跳ね返されてしまうのですね。

 

ここらへんで、「あっ、会社って守ってくれる存在ではないのね」というのを強烈に感じました。

 

これは誰が悪いとかではなく、そういう構造になっているのです。規模とかは関係なく。本人は気持ち・リスクを考え、指導社員・人事は評価を恐れ、上長は他の仕事を優先し、直接関係ない人は、そもそも動くメリットも具体的な策もない。

 

力になってくれたのは、若手人事と同期だけでした。この人達がいなかったら、死んでいてもおかしくなかったと思いますし、今でも心の底から感謝しています。

 

こういった構造に抗うのって、本当に難しいのですよね。ボトルネックが見えないし、見えたとしても、対応方法が見えにくいので。

 

「会社が初めての人」に「教えるのが初めての人」が教える。これも避けられない構造なのかもしれません。

 

大人の育て方

それで、今までの内容と育て方と何が関係あるの、というところなのです。

 

指導君にとっては、クソネミが初めての「育てる対象となる後輩」でした。

 

事務子さんは何回も指導社員をやってきたそうですが、(これは辞めた後、先輩を通じて知ったのですが)、事務子さんが指導社員になった人のほとんどは会社を辞めたり、うつで休職したり、パワハラを訴えてなんとか異動したりと、あまり普通ではない終わり方をしていたそうです(なんでそんなやつをワシのところに⁉︎)

 

当時のクソネミは自分の不甲斐なさを悔いるどころか、指導君と事務子さん含め、会社の大人に対して「教えるのめちゃくちゃ下手くそじゃねーか!!」と強く憤りを感じたのです。そう、必殺責任転嫁の術です。クソネミが使えない社員だったのでしょうが、そんなのは無視!!お前ら、教え方が下手すぎるんじゃー!! と思ったわけでございます。

 

そんな想いから、「自分は絶対、次の世代を育てられる人になろう」と決めました。

 

ということで、ここまでは何でクソネミが育成とか指導のことを考えるようになったかの、きっかけのお話です。前座です。なんならオマケですよ。起承転結、結論ファーストなんて無視ですよ無視。

 

大人の育て方は必要?

というこで、クソネミ的には一定の育てるスキルが、大人には必要だと考えています。それは、「もっと優しく教えてよ!!」といった気持からではなく(それももちろんありますが・・・)、何より、育て方が下手くそなのは、「組織の生産性を下げ、可能性を引き出せない」からです。

 

以前ちょろっとこんなことを書かせて頂きました。どうやって育てんねん、みたいなことも書いております。 

www.ryosan-ri-man.com

 

大人を育てる意味

これは日本だけなのか世界共通なのか分からないのですが、育てる=年上から年下へ、という流れが多いかと思います。その流れを汲んで、育てることの意味はどんなところにあるのでしょうか。

 

蓄積する

1点目として、早いうちから育て方を知ることで、そのスキルを蓄積することが出来ます。育て方って体系的に学ぶ機会が得にくいからこそ、価値があると思います。そして早めに蓄積することの意味は、「それを活かせる対象の数が年々増えていく」ことにあります(育てる=年上から年下へ、という流れが変わらない前提ではありますが・・・)。

 

クソネミは凡人なので、どこかの業界でトップになったりする才能的なものはありません。しかし、トップにならずとも、価値を提供できる人の数が増えることで、スキルを活かせる機会も増えていくと考えております。

 

会社に入るとわかりますが、「教え方・育て方を学んで実践している人」って、本当に100人中1人ぐらいしかいないのですよ。でも、「適切に教えてほしい人」って、沢山いるわけじゃないですか。こう考えると、会社という組織の中での需要も、労働市場での需要も、それなりのボリュームがあると思うのですよね。 

 

パフォーマンスを上げる

これは組織の生産性と繋がるかと思うのですが、(言われてみると当たり前かもしれませんが)脳というのは、やはりポジティブな状態の方が、能力を発揮しやすいようです。会社に入ってきた新入生たちは、右も左も分からない状態です。

 

その新入社員たちの脳の力を最大限引き出すには、やはり所属先の先輩たちの力が必要なのです。もしお暇な方は、下記動画の10:10の部分だけでも見てみてください。

 

適切に指導・育成を行うことで、個人と組織のパフォーマンスを上げられるのだと思っているのです。また、下記に言及する「限られたリソース」をカバーするためにも、育成する力は必要だと思うのです。

 

www.positivepsych.jp

 

リーダーになる

これは価値観の問題ですが、リーダーって次の世代を育てるものだと思っています。クソネミはただのリーマンですが、それでも可能な限り、属する組織の中でリーダーシップを発揮する必要があると思いますし、次の世代を育てることが必要だと考えています。

クソネミビューでは、リーダーとは、先頭を切り、且つ次の世代を育てる人です。

 

おまとめ

最高の人材がそろう、最高の組織のようなものがあれば、確かにそこで人は勝手に育つかもしれません。

 

しかし、多くの組織では、リソースは限られているのが普通です。そして、人材という意味では今後、その質も数もますます限られてくることは、容易に予想がつきます。

 

そのような時、「手持ちのリソース(人)を最大限に活かせる人」がいることは、とても価値があることだと思うのです。そして、それこそが育てる力ではないかな、と。

 

あとは、クソネミのように、最初に入った会社で辛い想いをしてしまう人が一人でも減れば良いな、という気持ちもあります。育て方の上手い人が、パワハラやいじめをしないとは言い切れないのですが、少なくとも育てるのが上手い人は、「パワハラやいじめの無意味さ」をわきまえているはずです。

 

そんなこんなで、会社員だって、育てる力が必要だよね、と思ったお正月でした。ということで本日はグッバイなら( ・`ω・´)でございます。