【Part 4:ブラック部活って...なんじゃらほい】
おはこんちは (・`ω・)
昨日は22:30頃を狙い撃ちして、わざわざTVのある定食屋を選んで、サマーウォーズの終盤を見届けてまいりました。
ちなみに花札のルールは何も知りません。
コイコイ。
【振り返りる前に、追記】
定食屋からの帰り道、「部活問題の複雑性、視点の違いによる議論の噛み合わなさはどこから来るのか?」を考え、なんとか視覚化したいなーと思っていました。
朝起きたら出来ていました。
神様、ありがとう ( ˘ω˘ )
学校に直接関わる3者、特に先生、生徒、保護者は、構造的には点です。
それが何人も連なると線になります。
また、異なる2者間で面を作り、3者間では空間を作り上げます。
点A(保護者の効用のみ最大)と点Bを目指す人では、議論はかみ合いません。
線レベルと面レベルで話しても無駄でしょう。
同様に、赤い点を目指す議論を、「点で話す人」としても、相手は「?」です。
文字通り次元が違うのですから。
ここまで単純ではありませんが、
イメージとしては上記の赤い点が、パレート最適(皆ハッピー!)となります。
皆様の主張や想い、
その座標はどこでしょうか。
また、個人は異なる効用を持っているとすると、赤い点の中身も、人や学校によって変わるのではないでしょうか。
この問いは皆様の心の中でも一度考えてみて頂ければな、思います。
【振り返り】
当初から「パレート改善の可能性と現実的な打ち手は何か?」という問いを立てていました。
これに回答するのがゴール(答えであり、サラリーマンの意見!!)です。
また、Part 1からPart 3にかけて、「こういうのが問題だよね、今観ている景色はこれだよね(地図)」というのを書き綴ってまいりました。
遠くからですが、ゴールが見えています。
Part 1からPart 3では、上記の問いを立てるための部分といってもよいでしょう。
問いを磨くのは大事なのです。
答えを出せない問いは、考える意味ないですからね。ここが悩むことと考える事の差です。
※この考えをプライベートに持ち込むと嫌われるので要注意!!
ゴール(問い)が見え、地図も入手しました、正確な地図かどうか知りませんが。
ゴールにたどり着けばハッピー。
辿り着かなければ、新しい改善版の地図が描ける。失敗しても得られるものがあるというのは、素晴らしいですね。
しかしこの問い、漠然としていますし、大きすぎます。
新入社員がいきなり新規事業を社長に提案するぐらい無謀です。大きな問いは、サイズを縮め、分解するに限ります。
会社の仕事も同じです。めんどーなToDoは細かくするのです。
「パレート改善の可能性と現実的な打ち手は何か?」
=>このままでは検証作業を進められませんし、分解も出来ません。
なので、検証出来るサイズに落とし込みます。
「現状は、持続可能な仕組みになっていないのではないか?」
=>上記の仮説が本当なら、パレート改善の可能性は有り、現実的な打ち手(アクションや 選択肢の提示)が出来ることになります。
しかし、まだまだ抽象的で主語も不明瞭な分。
具体的に落とし込みたい!!主語は何だよ?!
以下、僕の脳みその中
※興味がない方は、下の方まで、
Let's スクロール!!
「今の部活動は、持続可能な仕組みになっていない」
=>部活動ね。どこの話し?世界中?中学?高校?義務教育全部?大学も?今っていつ?
「2018年 日本の小・中・高の部活動は、持続可能な仕組みになっていない」
=>小・中・高、一緒に考えるの?義務教育の範囲と分けずに一緒に見る?
全国一律持続可能ではない、ということ?
上手くやってるところもあるんじゃない?
代表的な場所選んで、具体的に手の届く範囲で結論出してから、応用出来ないか考えたら?
検証出来るレベルになってないんじゃない?
「2018年 日本の高校の部活動は、持続可能な仕組みになっていない」
=>地方で差があるでしょ。神奈川と青森で、同じ状況なの?もっと場所絞ったら?
※とりあえず部活動を自分で選ぶ意思のありそうな高校生を選ぶ。
「2018年 東京の高校部活動は、持続可能な仕組みになっていない」
=>部活動って何?天体観測とか、写真とか、文学部でも過熱してるわけ?
※今知っている範囲で絞り込む。
部活動:この場では、練習、試合、本番等、特定の場面で、心拍数が一定以上に上がり、身体的疲労度が溜まりやすいものを選択して、定義とする。球技、吹奏楽、演劇等。
そういえば、ちはやふるでもトレーニングしてましたね。まっ、いっか。
「2018年 東京の高校部活動は、持続可能な仕組みになっていない。部活動は、上記の定義に基づく。」
=>持続可能って、誰にとって?個人?法人?
「2018年 東京の高校部活動は、顧問を持つ教員・生徒・保護者にとって、持続可能な仕組みになっていない」
=>持続可能って、何で計測するの?
そもそも何の持続性?
全員めっちゃ根性あって、意外と持つかもよ?
これ続けたらどうなると予想してるわけ?
誰にどんなデメリットが発生するの?
計測対象分からないのに、検証も予測も出来ないじゃん。
「2018年 東京の高校部活動は、顧問を持つ教員・生徒・保護者にとって、労働・賃金・活動時間・疲労度(休息)・部活から得られる効用が、持続可能ではない。例えば、ミクロの視点では、現行職員の健康(心と身体)、生徒の健康(心と身体)、教員志望者数への影響、部活動における怪我や事故、保護者の期待と子供へ提供されるもののアンマッチが起こるのではないか」
=>そろそろ読者も飽きてきたんじゃない?
肩も凝ってきたね。 (´・ω・`)
おなか減ったね。
以上、僕の脳みその中
脳みそってこんなことを勝手にやるんですね。全く、不思議な臓器です。
さて、具体性を伴った問いに落とし込めた気がします。
「2018年 首都圏での高校の部活動は、顧問を持つ教員・生徒・保護者にとって、労働・賃金・活動時間・疲労度(休息)・部活から得られる効用が、持続可能ではない。例えば、ミクロの視点では、現行職員の健康(心と身体)、生徒の健康(心と身体)、教員志望者数への影響、部活動における怪我や事故、保護者の期待と子供へ提供されるもののアンマッチ」
なんか検証出来そうな気がしてきました。
しかし、なんで上記のような面倒なプロセスを踏んだのでしょうか。
例えば、社長にプレゼンする前には、部長がいるのです。何人も。その部長の下には、課長がいるのです。
課長を攻略して、部長に挑む。部長を攻略して事業部長、そして社長といくのです。
いきなり社長だったら「アワアワ、どうしよう?!」となりますが、
課長さんだったら説得出来そうじゃないですか?
課長一人攻略したら、他の課長も。課長3人攻略したら、その3人を使って部長を説得、偉い人、社長といくわけです。
つまり、上記の脳内変換では、「いきなり社長にプレゼンしてもダメだろう。まずは課長向けにプレゼンを作ろう!!」というプロセスを踏んだわけです。
ここからは、課長向けプレゼンのスライドを1枚ずつ作って(解きやすい問題から解いて)いきます。
問いを分解して当てはめると、
【教員】
労働・賃金、活動時間、
疲労度(休息)、健康(心と身体)
【生徒】
活動時間、疲労度(休息)、
健康(心と身体)、怪我や事故
【保護者】
活動時間、疲労度(休息)、
期待と子供へ提供物のアンマッチ
ムムッ、ここで「将来の教員志望者数」の要素が、上記3プレーヤーにはてはまらない事が分かりました。より「問い」をスッキリさせるため、思い切って切り捨ててみましょう。
仮に上記のデータがそれぞれ集まり、検証し、結論が出たとするとどうでしょう?
まず、他県、首都圏などへの応用が効きそうです。また、他県、首都圏との比較も出来そうです。比較が出来れば、別の問題解決に使えます。
例:東京では〇〇が問題だが、なぜZ県では問題になっていないのか?
=>これでまた地図をブラッシュアップ。
加えて、別のレベル(小学校、中学校)にも応用出来そうではないでしょうか。
こうして課長レベルを納得させていったら、納得する部長も出てくるのではないでしょうか。
研究の世界では、こうした積み重ねを「巨人の肩の上に立つ」と言います。
誰もがゼロから積み上げているわけではないのです。ゼロから生まれるアイデア等、厳密にはないのです。
残りの作業は、
1. データを集めて検証(退屈作業)
2. 読み手に伝わる形にまとめ
3. 結論
4. 宿題が必ず見つかるので、それを文章化
という流れです。
論文ではないので、どんどんショートカットしていきますがね。
どうぞ、生温かい目で見守ってやってください。
それでは(´・ω・`)
補足
部活を全員で心の底から楽しんでる俺達(先生&生徒&保護者一同)が、問いで考慮されてねーじぇねーか!!
なんて声が聞こえそうですが、そりゃそうです。現実にそんなことがあるかは別として、それが本当ならそれは既にパレート最適ですから...。