【Part 4:考えるってなんだよ...思考法ってなんだよ...(´・ω・`)】
おはモーニング (・`ω・)
晴れてます!!絶好の洗濯物干し日より!!地球に生まれて良かった―!!あの人、まだ元気にやってるんですかね。最近TVを見てないので全然分かりません。
ちょっとツイッタ―で思いついたので補足↓↓
考えることは「問いを生む」ことからこそ始まると思ってるけど、そう考えると、例えば年下→年上に対して、「〇〇ってこの方が良くないですか?」という問いが許容される土壌がないと、考えない方が楽だよね。日本では年下→年上の壁が考えることを邪魔している一面がある気がするなぁ。
— Peanuts (@r535m_m) 2017年10月7日
続き)だから、威圧的な「少しは考えろ!」っていう発言・態度自体が、考えることを邪魔してると思うのじゃよ。部活も会社も、そういう土台から変えないと、今後も「考えてるのか!」っていう叱責は減らないよなぁ。
— Peanuts (@r535m_m) 2017年10月7日
良い天気ですし明日も休みですしジャンジャン進んでしまいませう。
復習
・考えることは、お料理すること。インプットに手を加える事。それだけ。それだけっていいじゃない、人間だもの。みつ〇。
・「〇〇思考法」は道具。切れ味の鋭い包丁、調味料、材料を煮込んだり、焼いたりすること。
・良質なインプットを得る。経験は貴重な材料。
・加工(切ったり、焼いたり、味付けしたり)が最重要
・( 価値のある)問いを立てる。問いを広める、深める。
下準備
考えるって、結構疲れます。普通、マックスで3~4時間ぐらい。興味のあることを考え続けることが出来る人は、研究者とかになっていることでしょう。でも、僕みたいな凡人には数時間が限界。あと「価値ある問い」の価値って誰だ決めるの?というところですが、それは自分であり他人。今日の無い事に価値を感じる人はあまりいないでしょう。「今日、人類は世界で合計何回クシャミをするだろうか」みたいな問いは、(少なくともボクにとっては)問う価値がないのです。本日のクッキングコースで準備するものはこちら!!
材料:ネットの記事
時間:5分だけ考えよう
以上。取りあえずなんかしらの材料と言う事でネットの記事を。
さぁ皆で考えよう
今回利用する記事はこちら↓↓。特に興味はありませんが、とりあえず「考えるの実践」が出来れば、なんでもいいんじゃないですかね。1分もかからないので、是非読んでみて下さい。
簡単にまとめると、「モデルさんの写真を綺麗に見せるために加工したら、加工してますよー、というラベル表示をしましょうね。しないと罰金ですよ。誤った”理想的な体形”のイメージを払拭していきましょー」というもの。記事中には、有名人らしき人の「加工されていない写真」が掲載されています。
考えずに読んだ場合のインプット
やっぱりファッション誌って写真加工してるんだ。”そのままの自分の姿に誇りを持つ”って素晴らしいよね。モデルさんの健康にも関わるし。こういう動きがもっと広がるといいなー。ありのままの姿が一番だよね。
考えずに読んだ場合のアウトプット
フランスの新しい法律によると、コマーシャル用写真に写ったモデルが編集で痩せているように加工されて場合は「画像は編集されています」って載せなきゃいけないんだって。段々、有名人も「加工されていない自分」をアピールすることが流行るんじゃないかな。
考えた後のざっくり結論
ギズモードの翻訳は適当
問題の本質は健康
あまり効果がなさそう
加工を禁止しているのは、イスラエルとフランスだけ
考えると...?
考えて読むと、無数に疑問が湧いてきます。きっと価値のあるものも、価値のないものも、入り混じっているでしょうが、「価値ある問いの選定」はまた今度にしましょう。例えば思い浮かぶのは、
・そもそも、GIZMODEの記事って信頼出来るの?
・ラベル表示さえしたら、今まで通り加工出来るよね?
・ラベル表示を小さくしたらいいんじゃないの?
・なんで女性しか載せていないんだろ?
・そもそもこの翻訳記事って正確なの?
・フランスが初めて?他の国にはないの?
・どうやって加工の有無を見分けるの?
・髪の色、鼻の形、肌のシミを消すのはなんでokなの?
・これを支持する団体ってどれぐらいいるんだろ?
・Facebook, Instagram, Twitterとかなら問題ないの?
・これを嫌うモデルや会社が市場から逃げ出さない?
・その他諸々...
調べると...?
チラベルトっていう選手いましたね。サッカーで。もちろん全然関係ありません。試しに、リンク先のページ(英語)を見てみました。翻訳だけでは分からなかった事実が見えてきます。
1. 肉付けするのもダメ。
翻訳だけ見てると、「痩せて見える」加工のことを話してるかと思いきや、肉付け(太らせて見せる)のもダメなようです。やせ過ぎなモデルさんとかに使うのですかね。
2. 摂食障害を防ぐ目的
痩せすぎ(に見える)モデルに憧れる若い女性世代に摂食障害を防ぐのが目的なんだそうな。フランスでは、60万人が摂食障害を持ち、そのうち4万人は拒食症。摂食障害は、15才から24才の間で、交通事故に次ぐ2番目の主要な死因とのこと。
Some 600,000 young people are thought to suffer from eating disorders in France, including 40,000 people suffering from anorexia. Eating disorders are the second leading cause of death for 15- to 24-year-olds, after road accidents.
http://www.france24.com/en/20170930-france-fashion-photoshop-law-models-skinny
3. 別の法律とセットの対策
フランスで働くモデルは、BMI(肥満の指標)が一定値以上である(つまり痩せすぎではない)ことを示さなければいけない。
4. 体形を変えるのはNGで、整形はOK.
別の元記事によると、「加工してはいけないのは、体形のみ」とあり、どうやら顔をいじるのはOKな模様。
5. 他の国では?
イスラエルでも同様の法律が既に施行されているそうです。
6. 翻訳版と元記事の意図
翻訳版は、3つの記事を切り貼りした無いようです。翻訳版は写真と文章で、「リアルな体形に誇りを持つ」ことをアピールしていますが、元記事では「摂食障害、拒食症への対策」としてこの法案を取り扱っています。
他にも...
以上は「疑問を持った結果、調べてみたら違った」の結果です。調べただけ。ですが、そもそも考えを持たないと始まらないアクションでした。また、上記の事実から、更に疑問が浮かぶでしょう。例えば、フランスには60万人、摂食障害を持つ人がいる。日本ではどうだろう?とか、男女比はどうだろう、とか。
結論(再掲)
ボク個人の結論としては、ギズモードの翻訳は適当、あまり信用に値しない。問題の本質は自尊心とかではなく、健康と寿命。広告の主戦場になりつつあるSNSの世界ではあまり効果がなさそう。広告による「痩せイメージ」はまだまだ無くならないと思う。加工されていない自分のアピールは信じにくいし、実践するのは少数派。そして何より、加工を禁止しているのは、イスラエルとフランスだけ。むしろ加工されている広告の方が、まだまだ多いんじゃない?という、最初の感想とは反対のものになりました。「情報は原典を探れ」という、前の上司に頂いたアドバイスにも助けられております。
おまとめ
なんか長くなりましたね。でもこれ、実際に「考えた」時間は、5分くらいです。問いを並べただけ。調べたり比べたり書いたりした時間、つまり作業時間が大半。作業と考えることは、全く別物です。5分考えただけで、これだけ最初の「考えていない感想」と異なるんだから、やっぱり考えるのって大事じゃないかな。
丁度お昼の時間ですし、お腹も減ってきましたし!!明日は総まとめでやんす。
そんじゃグッバイなら~(´・ω・`)
元記事の引用先